観戦記

アリーナ観戦、テレビ観戦したものをブログに書き留めておきます

キャブス vs スパーズ #NBA2015−16

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Q カイリーの得点からゲームがスタート。予想に反してキャブスの連続得点で10−2になり、開始230でスパーズがたまらずタイムアウト。キャブスのタイトなディフェンスが光り、それにより攻撃にもリズムが生まれる。どちらかと言えばスパーズがやりたいバスケットでキャブスが先制している感じ。

 

残り5:59、ディフェンスからリズムを作りたいスパーズが、レブロンのマッチアップをレナードが何とか食い止めてパーカーが得点13-11。レブロンのマッチアップをひとりで止める意味は大きい。レナードのディフェンスは相変わらずさすがです。 

 

残り4:48でJRスミス早くも10ポイント。簡単なショットだけではなくタフショットも含めての10ポイントはお見事。ここで得点差が10点に開くが、ホームでやたらと強いスパーズにすれば、それほど気にするほどの事でもないだろうが、第1Qはずっとキャブスペース。シュートアベレージも50%超え。

 

残り1:40のジノビリのシュートは身につけておきたい身体の使い方だろう。相手に囲まれた狭いスペースの中でいかにシュートへ持っていくのかを身体が自然に反応している。接戦の中でこそ力を発揮できるプレーヤーは頭で考えていては間に合わないプレーを連続させる。

 

1Q 32-20

 

2Q

 

タイトなディフェンスからシャンパートのスリーポイントシュート入り、ここでもまだキャブスペース。とにかくキャブスがペイント内で強い。ペース配分が間違っているのではないかと思わせるような高い集中力。

 

残り9:44で グリーンが迷ってスリーポイントを打たない。このプレーは確実に後にひきずる事を予感させた。グリーン個人だけでなくチーム全体のリズムを失わせるプレーである。分かりやすいプレーは味方を助ける事が多いのは、どのレベルにおいても同じだろう。

 

残り7:34のウェストのディフェンスは素晴らしい。レブロン相手でも手を出す攻めのディフェンスは必要。ゲーム全体の流れを自軍に引き寄せるためにも常に攻めの姿勢を崩さないのは大事。

 

残り539のパーカーのプレーは必見。サイズはテクニックでカバーできる事を見せつけるナイスプレー

 

第2Qに入ってもパーカーのドリブルから始まる攻撃が単調で見切られている印象。それでも残り2秒で連続ポイントを決めたのはさすが。何とか踏みとどまって50-44で前半終了

 

3Q

 

レブロンのアシストからJRスミスの得点。そして、次はパーカー、もう一度、JRスミスの3ポイント。ベテランたちのゲームを作り出す力はゲームの流れがはっきりしない局面においてこそ必要である。

 

残り826 オルドリッチがここで初得点で同点。最大15点差がなくなり、リスタート。パーカーのゲームコントロールが効いて、ようやく当たりのなかったオルドリッチ、グリーンをゲームに参加させたのはさすが。ここからは明らかにスパーズペース

 

残り530 JRスミスが4ファールでベンチに下がる。さらに、4:14でオルドリッチも4ファールでベンチに。流れはスパーズだがほぼ互角のゲーム。スコアは互角ながらもキャブスは少しずつダメージを受け続け、遂に残り140レブロンファール3つでベンチへ。価値あるデラレノバの3ポイントがブザーで決まり73-723Q終了

 

4Q カイリー自らタイムアウトをコールして、マイボールを継続したペネトレートからの得点でリスタート

 

9.43 グリーンが3ポイントファールをゲット。今日のグリーンの当たりから考えると少しもったいないディフェンス。

 

9.24 ここでファールトラブルのレブロンがコートに戻る。もちろんそれに合わせてレナードもコートへ

 

9.14 ミルズの3ポイント。自陣から自身が運んでそのままシュートが決まる。これはスパーズに流れが来ているバロメーターになる。迷いがないプレーはゲームをコントロールしている事を感じさせる。

 

7.22 キャブスのタイムアウト明けからレナードのドライブで10点差。キャブスのタイムアウトの効果を薄める得点である。ここまで4Q4-15。スパーズが一気に逆転。

 

4.47  パーカーのキックアウトからグリーンの3ポイントシュート。そのリバウンドをレナードが押し込んだビックプレーでほぼゲームセット。

 

 

得点が79-8910点差に加えてスパーズペースを考えると、まだ残り時間はたっぷりあるが、ここからもう逆転の流れを作るのは難しいだろう。パーカーのゲームコントロールが安定していて素晴らしい。人もボールも良く動いている理想的な展開。これを第4Qに持ってこられるチームはやはり強い。

 

接戦の中にこそ成長はある。どちらが勝つか分からない局面の中に、勝利の芽が育っている。苦しさを楽しみに変え、ワクワクしているチームに勝利は訪れる、とメモしたところに、パーカーのコメントが「楽しかった」で納得。接戦の好ゲームで選手個々も充実感を得たが伝わってきた。もう一度プレーオフで見たい対戦である。